型の別名

C#では同一ファイル内に限って、

using int32 = System.Int32;

のように型に別名を付けられますが、他のアセンブリから利用するようなことは出来ません。一方、NemerleではC/C++のtypedefのようなモノがサポートされています。
次のようにtypeを使って型の別名を定義出来ます。

public type int8 = System.SByte;
public type int16 = System.Int16;
public type int32 = System.Int32;
public type int64 = System.Int64;
public type intarr = System.Collections.Generic.List[int32];

勿論、このコードはコンパイルしてDLLにして他から利用することが出来ます。例えば、

mutable x : int32;

x = 10;

System.Console.WriteLine (x.GetType ());
System.Console.WriteLine (x);

def a = intarr();
a.Add (20);
a.Add (30);

System.Console.WriteLine (a.GetType ());
foreach (x in a)
    System.Console.WriteLine (x);
/*
System.Int32
10
System.Collections.Generic.List`1[System.Int32]
20
30
 */

Generic型などの場合、別名を付けると楽ですね。どんな原理かと言いますと、typeで宣言された型は継承による似非typedefではなく、カスタム属性を持ったインタフェースとなります。で、この属性を見てコンパイラがコンパイル時にコードを元の型に置き換えているようです。