柔軟にすること、しないこと

スクリプト言語を接着剤(グルー)として使って、C言語などで作ったコンポーネントを組み合わせるような使い方があります。一時、グルー言語という言葉を良く聞きましたが、最近はどうなんでしょうか。グルー言語を使うアイディア自体はとても良いのですが、製品の組み立てを全て接着剤でやってしまうのは、強い型システムを持つ言語を使っている人間としてはちょっと怖いです。

さて、先にIronPythonでDI風なことをしましたが、これはC#PythonC#となっています。グルー言語で全てを組み立てるのはやめて、コンポーネントの選択だけを責任範囲にしました。パソコンに例えると、CPUやメモリ、HDDなどのパーツ及び、マザーボードC#で書いて、パーツを買ってきて組み立てる、所謂自作パソコンの部分をPythonとするわけです。

私の理解不足かもしれませんが、グルー言語を使うと言ったらマザーボードに相当する部分も範疇に入っていた気がします。しかし、パーツの組み合わせはグルー言語で良いですが、インタフェースの組み合わせは強い型システムを持つ言語に任せる方が良いと思います。