理解と納得
自分で言うのもアレですが、非常に飲み込みが悪いです。人がまず躓かないところで躓くので人並みのことをするのにかなりの労力を要します。自分の能力にウンザリすることも多いのですが、そのお陰で相手に説明して理解されない場合に、何故分かってもらえないかよく気づきます。
私も一応は技術者なんで、技術的な質問を受けることがありますが、基本的なことまで逐一説明し、もうあとは、「当たり前」「そういうものだ」としか言いようなないところまで来ているのに相手はさっぱりです。こうなってくると相手の理解力の無さを呪いたくなったりしますが、実は、相手は言っていることをそれなりに分かっていることがほとんどです。問題は相手がその価値を知らないことです。「一生懸命説明してくれるのは分かるが、なんか役に立たなさそう・・・」となっていて、積極的に理解する気にならないわけです。
なので最初に確認するのは、それで、何が良く(マシに)なって、何が嬉しいかを分かっているかです。これが怪しいまま、説明しても相手は納得がいきません。教える側も仕組みや手順、理論の説明に終始した挙句、最後にはコイツは駄目だとレッテルを貼ってしまうことになってしまいます。
余談、高校時代はゲームミュージックファンで、PSGやFM音源の曲をCDまで買って聴いてました。で、ゲームをまったく知らない友人に、この音が凄いよ(このPSGの使い方凄すぎ)っていったら、何が良いの?そんなオモチャっぽい音で、と軽く流されました。(^^; もちろん、PSGがどの程度のスペックか分かってなと、いくら駆使されているテクニックについて説明しても分かってもらえないですよね。